新ネットワークスペシャリスト道

ネットワーク、セキュリティ、何の話?

【Cisco Packet Tracer】WLCネットワークにDNSを追加する

Cisco Packet Tracerを使用して、WLCネットワークを作成しました。

さらにDNSを追加しました。

ただ、IPアドレスにてサーバアクセスしています。

これをFQDN(Fully Qualified Domain Name)で接続できるように

DNSサーバを別途追加したいと思います。

 

WLCネットワークの構築に関しては、過去記事を参照してください。

hlse.hateblo.jp

使用したCisco Packet Tracer(パケットトレーサー)

バージョン:8.1.1

 

ネットワーク構成

■ネットワーク図

DNSサーバ

接続ケーブルはストレートケーブル

■ネットワーク設定一覧表

■各機器のネットワーク設定

・DNSサーバの設定

 

 

・DHCPサーバの設定

PC1およびLaptop1にDHCPからネットワーク情報が配布されています。

そのため、DHCPサーバにDNSサーバのIPアドレスを設定しておけば、PC1およびLaptop1に設定されます。

設定時は必ず最後にSAVEボタンを押すこと。

 

動作確認

1. PC1にDNSサーバが設定されているか確認する

PCにてDHCPサーバよりDNSサーバのIPアドレスが配布されているか確認します。

①PCを再起動します。

②PC1のコマンドプロンプトを開き、以下コマンドを入力してENTERを押します。

ipconfig /all

2. PC1からWebサーバのFQDNからIPアドレスが取得できるか確認する 

3. PC1のブラウザからWebサーバのFQDNを指定してHTMLページが表示されるか確認する 

PC1ブラウザに以下URLを入力し、GOボタンを押します。

http://www.networksp.com/helloworld.html

※helloworld.htmlは、デフォルトで配置されているHTMLファイルです。

 

最後に

ネットワークスペシャリストではAレコードは問題として出題されるのでその勉強にもなりました。

実際にやってみるものですね。

今回使用したファイルを添付しておきます。

Cisco Packet Tracer設定ファイル

独学_WLC_DNS追加.pkt - Google ドライブ

 

参考書籍

↓内容がよくてすごく勉強になります。

本書は、GNS3を使用しての内容説明していますが、Cisco Packet Tracer でもさほど違和感なく勉強可能です。

書籍名:ネットワーク超入門 手を動かしながら学ぶIPネットワーク 
著者:GENE 
出版社:技術評論社

【Cisco Packet Tracer】WLCネットワークにDHCPを追加する

前回、Cisco Packet Tracerを使用して、WLCネットワークを作成しました。

IPアドレスを各端末に手動設定しており、自動で取得できるようにはなっていません。

DHCPサーバを別途追加して自動取得できるように構成を変更したいと思います。

 

WLCネットワークの構築に関しては、過去記事を参照してください。

 

hlse.hateblo.jp

 

使用したCisco Packet Tracer(パケットトレーサー)

バージョン:8.1.1

 

ネットワーク構成

■ネットワーク図

前回作成したWLCネットワークからDHCPサーバを追加しています。

・DHCPサーバ

接続ケーブルはストレートケーブル

■ネットワーク設定一覧表

■各機器のネットワーク設定

・DHCPサーバの設定

DHCPサーバをONにして配布可能なIPアドレス範囲を設定します。

DHCPのIPアドレス配布範囲を以下にしました。

192.168.1.100 ~ 192.168.1.199

・PC1

DHCPに切り替えたと同時に自動でIPアドレスが設定されました。

切り替えたと同時にDHCPリクエストをブロードキャストしてDHCPサーバとやり取りを開始したようです。

・Laptop1の設定

疎通確認

Webサーバ(192.168.1.7)が疑似ブラウザより表示できるか確認することで疎通確認としました。

1. PC1

2. Laptop1

最後に

今回の設定はスイッチの設定変更がなく、

GUI画面のみにて設定ができました。

次回はもう少し複雑なことをやってみたいと思います。

 

Cisco Packet Tracer設定ファイル

独学_WLC_DHCP追加.pkt - Google ドライブ

 

参考書籍

↓内容がよくてすごく勉強になります。

本書は、GNS3を使用しての内容説明していますが、Cisco Packet Tracer でもさほど違和感なく勉強可能です。

書籍名:ネットワーク超入門 手を動かしながら学ぶIPネットワーク 
著者:GENE 
出版社:技術評論社

【Cisco Packet Tracer】Translating "***"...domain server (255.255.255.255) % Name lookup abortedの解決方法

Cisco Packet Tracerを使用してるとタイトルのエラーが発生します。

これのやっかいなところは一定時間考え込んでしまうので次の操作ができないことです。

解決方法として、以下キーにてフリーズ状態が解除されます。

Shift + Ctrl + 6

 

フリーズ状態を解除したいときに役立つコマンドなので覚えておきたいですね。

 

Cisco Packet Tracerのバージョンは、8.1.1で試しました。

【Cisco Packet Tracer】WLCを使った無線ネットワーク構築②

 

前回の続きです。

hlse.hateblo.jp

 

WLCを設定する

WLCからAPが認識されているか確認する

WLCからAP(アクセスポイント)が認識されているか確認します。

PC0のブラウザから確認するWLCの管理画面です。


Wirelessタブを開いてAPが認識されているか確認します。

一覧にあれば認識されています。

SSIDを追加する

次にSSIDを追加します。

初期チュートリアルにてSSID(DefaultSSID)は既に追加されているのですが、

それとは別に設定します。

(初期チュートリアルのSSID(DefaultSSID)を使用する場合は不要)

SSIDとは、無線端末が認識するAPの接続名です。

windowsでみると以下のように表示されているやつですね。


WLANsタブを開いてCreateNewのGOボタンを押します。

無線端末から表示させたいSSIDを設定します。

GENERALタブのEnabledにチェックを入れ、追加したSSIDを有効化します。

このWLCで選択可能な一番セキュリティ強度が強いWPA2パーソナルを設定します。

設定後は、APPLYボタンを押してちょっと待ちます。

画面が一覧に戻らない場合はBACKボタンを押して戻りましょう。

SSID一覧に戻ると追加されているのが分かります。

(赤線:追加したSSID)

無線端末(Laptop1)の設定

無線モジュールを取り付ける

Laptop1のデフォルトNICは有線NICであり、無線NICは搭載されていません。

そのため、

有線NICを外す → 無線NIC 取付

の作業が必要です。

①電源をOFFします。

 ※OFFしないと有線NICを取り外せません。

【ON状態】

【OFF状態】

②有線NICを外します。

黄色箇所にドラッグします。

③無線NICを取り付けます。

無線NICのネットワーク情報を設定する

SSID、IPアドレス、サブネットマスクなどAP接続に必要な設定をします。

APに接続できていれば、無線接続の「||||||||が出現します。

 

無線端末がLANに接続できているか確認する

PING疎通確認

Server1のIPアドレス192.168.1.7にPINGコマンドを実行します。

ping 192.168.1.7

問題なければPING応答がかえってきます。

Webサーバ(HTTP)接続確認

Laptop1の疑似WEBブラウザを使用してServer1に起動しているWebサーバに接続します。

SeverはデフォルトでWebサーバが起動しており、helloworld.htmlファイルが設定されています。

以下URLにてHello, world!が表示されれば通信ができていることとなります。

http://192.168.1.7/helloworld.html

 

Cisco Packet Tracerの設定ファイル

今回の作成したCisco Packet Tracerの設定ファイルを参照したい場合以下URLよりダウンロードしてください。

独学_WLC_BASE.pkt - Google ドライブ

 

参考書籍

書籍名:ネットワーク超入門 手を動かしながら学ぶIPネットワーク 
著者:GENE 
出版社:技術評論社

【Cisco Packet Tracer】WLCを使った無線ネットワーク構築①

Cisco Packet Tracer を使用したWLC(ワイヤレスランコントローラ)を組み込んだ

仮想ネットワーク構築しようと思います。

近年、企業では当たり前に導入されているWLC(ワイヤレスランコントローラ)なので、その仕組みが理解できます。

ネットワーク構成

■ネットワーク図

・端末(PC1とLaptop1とServer1)

・ネットワーク機器(WLCとWLC専用AP)

※WLCで管理できるAPとできないAPがあるので要注意

・ネットワーク機器(MultiLayerSwitch1)

※WLCとAPは連結するスイッチは、L2スイッチでは通信ができなかったため、

マルチレイヤスイッチ(L2&L3複合スイッチ)を使用しています。

理由はわかりませんでした。(わかる人教えてください)

■ネットワーク設定一覧表

■各機器のネットワーク設定

各機器のネットワーク設定を行っていきます。

【PC1】

【Laptop1】

デフォルトでは、有線NICしか搭載されていないため、無線NICに入れ替える必要があります。その手順は、この手順の最後に説明しています。

 

【Server1】

【WLC専用AP】

【WLC】

デフォルトで以下が設定されています。

初期設定にてあとで変更します。
IPアドレス:192.168.1.1
サブネットマスク:255.255.255.240

WLCの初期設定とログイン

PC1のDesktopタブにある「http:」をクリックします。

WLCのGUI設定画面に以下URLを入力してENTERを押します。

http://192.168.1.1

※WLC GUI設定画面は表示に時間がかかります。(30秒ほど)

もし以下画像の青画面がでてこなければ、Alt + Sですべての機器を再起動してみて下さい。

ログイン画面が表示されます。
ID、パスワードを設定する。

■初期設定ページ1

【WLC デフォルトゲートウェイ設定の注意点】

1.デフォルトゲートウェイに設定する機器(ルータとか)を配置していなくても、設定しないといけない

2.WLCのIPアドレス(192.168.1.1 / 24)と同じセグメントを設定する

(今回の場合、192.168.1.2から192.168.1.254で他機器に設定されていない192.168.1.254を設定しました)



■初期設定ページ2

ここではSSIDを設定します。

■初期設定ページ3

ここはなにも考えずにNEXTを押します。

■確認画面
「APPLY」を押す

WLCが再起動されます!

 

PC1のWebBrwserのURL欄を以下に変更します。

https://192.168.1.1

httpではなくhttpsなので要注意!

 http://192.168.1.1

 https://192.168.1.1

ログイン画面にてさきほど設定したIDとパスワードを設定します。

無事ログイン!


次回に続く・・・

hlse.hateblo.jp

参考サイト様

Cisco Packet Tracer を使用して実際にWLC無線ネットワークを作成している記事をブログにしてくれているサイトを見つけました。感謝です。

URL:https://kakurehetare.blog.fc2.com/blog-entry-609.html
ブログタイトル:誰かが言ってそうなこと

kakurehetare.blog.fc2.com

参考書籍

↓内容がよくてすごく勉強になります。

書籍名:ネットワーク超入門 手を動かしながら学ぶIPネットワーク 
著者:GENE 
出版社:技術評論社

【Cisco Packet Tracer】起動するとCisco Packet Tracer Login画面が表示された場合の回避方法

久々にCiscoPacketTracerを使用すると「CiscoPakectTracerLogin」の画面が出てきて、

接続するように要求されます。

Cisco Packet Tracerは、

起動毎に認証しているのでオフラインでは使用できないようになっているようです。

3か月経つとログイン情報が消去され画面が開かなくなります。

 

とりあえず「Keep me logged in」(ログイン状態の保持)をONにする

以下画面に遷移する。

バックグラウンドにてブラウザが起動しCiscoのログイン画面が表示されまる。

私の場合はGoogleアカウントにてSSO(シングルサインオン)していたので、

赤枠をクリックしたらログインできました。

いつもの画面です。

 

ちょっと躓いたのでメモ書きです。

【ネットワークスペシャリスト】ネットワークスペシャリスト2023年を受験してわかった出題傾向

ネットワークスペシャリストの資格取得のために私は毎年試験を受験しています。

(恥ずかしながら、受かったり受からなかったりで5年目突入です)

これまでの経験から、試験の出題範囲や傾向があることを感じています。

今回は、毎年受験している私が感じた試験の傾向についてまとめてみたいと思います。

 

まず、出題範囲についてですが、

ネットワークの基礎知識や設計、構成に加え、最新技術やセキュリティに関する問題が増えてきています。

特に、最新技術に関する問題は、年々増えており、試験に合格するためには最新の技術に関する知識を習得する必要があります。

 

実践的な問題に対応するためには、

実務経験を積むことが有効ですが、

実務経験がなくとも合格は可能です。

実際合格している層として学生さんが一番多いそうです。

 

午前Ⅰは他情報処理試験と同様なので省いて、

午前Ⅱと午後Ⅰと午後Ⅱに関して傾向と対策を書いてみました。

ただ、一つ言えるのはすべての試験に関して、

過去問を解く

ことが合格へのカギとなります。

 

午前Ⅱの傾向と対策

100%過去問を解けばOKです。

半分くらいは過去問で全く同じ問題が出題されます。

 

10年間分を一回やって、間違えた問題のみ再度解いてみる。

理解ができてなくても答えを覚えておくだけで点数につながります。

 

熟練者は15分くらいで全問回答されています。

私も20分くらいで回答できたのであとは寝てました。

 

網羅できる参考書と以下サイトで完結します。

www.nw-siken.com

■網羅できる参考書

徹底攻略 ネットワークスペシャリスト教科書 令和5年度 徹底攻略シリーズ

 

午後Ⅰの傾向と対策

ネットワークスペシャリストの午後Ⅰ試験は、

問題が3つの分野に分かれており、

その中から2つを選んで解答する「論述式試験」となっています。

今回は、その中でも午後Ⅱ試験の傾向と対策について解説していきたいと思います。

 

ズバリ言いますと、

午後Ⅰは比較的新しい技術を問題の主軸にしています。

各問題は、主要な技術を主軸に

2023年の午後Ⅰの各問題の主要な技術は以下でした。

 

 問1 HTTP/2

 問2 マルチキャスト

 問3 WPA3

 

上記(問2マルチキャスト除く)はここ数年で普及してきた技術です。

このことを考えると参考書ではなく、

日経BPが出版されているような技術書を読むことをお勧めします。

以下のような書籍です。

日経ITエンジニアスクール 無線LAN構築 最強の指南書

 

午後Ⅱの傾向と対策

ネットワークスペシャリスト試験の午後Ⅱ試験は、

問題が2つの分野に分かれており、

その中から1つを選んで解答する「論述式試験」です。

 

午後Ⅱは今一番普及している技術を総合的に問題に組み込んでいる感じがします。

 

最新技術に関することより、

現段階でよく使用されている技術を主体に勉強したほうがよかったです。

午後Ⅱは午後Ⅰに比べ、より実務に近いと感じます。

そのため、ネットワークの設計や構成に関する問題については、

基礎的な知識を繰り返し学習すること

が重要です。

 

以下参考書はアウトプットを主体にした書籍ですごく回答率がアップしました。

[左門式ネスペ塾]手を動かして理解する ネスペ「ワークブック」 情報処理技術者試験

 

終わりに

試験を終えた後は、疲れ切っていましたが、

自分の持っている知識やスキルを十分に発揮できたことに満足感を覚えました。

今後は、試験の結果に関係なく、自分自身が持っている不足している部分をしっかりと把握し、さらに知識やスキルを磨いていきたいと思います。

ネットワークスペシャリストの資格を取得するためには、

多くの努力と勉強が必要ですが、その努力は必ず報われると思っています。

私は、今後もネットワークに関する知識やスキルを深め、

実践的に活用していきたいと思っています。

 

合格発表は、6/29です。午後Ⅱが結構回答できたので合格できているか楽しみです!