新ネットワークスペシャリスト道

ネットワーク、セキュリティ、何の話?

【Cisco Packet Tracer】WLCを使った無線ネットワーク構築②

 

前回の続きです。

hlse.hateblo.jp

 

WLCを設定する

WLCからAPが認識されているか確認する

WLCからAP(アクセスポイント)が認識されているか確認します。

PC0のブラウザから確認するWLCの管理画面です。


Wirelessタブを開いてAPが認識されているか確認します。

一覧にあれば認識されています。

SSIDを追加する

次にSSIDを追加します。

初期チュートリアルにてSSID(DefaultSSID)は既に追加されているのですが、

それとは別に設定します。

(初期チュートリアルのSSID(DefaultSSID)を使用する場合は不要)

SSIDとは、無線端末が認識するAPの接続名です。

windowsでみると以下のように表示されているやつですね。


WLANsタブを開いてCreateNewのGOボタンを押します。

無線端末から表示させたいSSIDを設定します。

GENERALタブのEnabledにチェックを入れ、追加したSSIDを有効化します。

このWLCで選択可能な一番セキュリティ強度が強いWPA2パーソナルを設定します。

設定後は、APPLYボタンを押してちょっと待ちます。

画面が一覧に戻らない場合はBACKボタンを押して戻りましょう。

SSID一覧に戻ると追加されているのが分かります。

(赤線:追加したSSID)

無線端末(Laptop1)の設定

無線モジュールを取り付ける

Laptop1のデフォルトNICは有線NICであり、無線NICは搭載されていません。

そのため、

有線NICを外す → 無線NIC 取付

の作業が必要です。

①電源をOFFします。

 ※OFFしないと有線NICを取り外せません。

【ON状態】

【OFF状態】

②有線NICを外します。

黄色箇所にドラッグします。

③無線NICを取り付けます。

無線NICのネットワーク情報を設定する

SSID、IPアドレス、サブネットマスクなどAP接続に必要な設定をします。

APに接続できていれば、無線接続の「||||||||が出現します。

 

無線端末がLANに接続できているか確認する

PING疎通確認

Server1のIPアドレス192.168.1.7にPINGコマンドを実行します。

ping 192.168.1.7

問題なければPING応答がかえってきます。

Webサーバ(HTTP)接続確認

Laptop1の疑似WEBブラウザを使用してServer1に起動しているWebサーバに接続します。

SeverはデフォルトでWebサーバが起動しており、helloworld.htmlファイルが設定されています。

以下URLにてHello, world!が表示されれば通信ができていることとなります。

http://192.168.1.7/helloworld.html

 

Cisco Packet Tracerの設定ファイル

今回の作成したCisco Packet Tracerの設定ファイルを参照したい場合以下URLよりダウンロードしてください。

独学_WLC_BASE.pkt - Google ドライブ

 

参考書籍

書籍名:ネットワーク超入門 手を動かしながら学ぶIPネットワーク 
著者:GENE 
出版社:技術評論社