新ネットワークスペシャリスト道

ネットワーク、セキュリティ、何の話?

【Linux】初心者社内SE必見!ネットワークトラブル対応コマンド

社内SE1年目、ネットワークがつながらなくなったとき、まず実行すべきコマンドの一覧です。
コンソール画面を見ながら、現場でも即使えるようになりましょう。

 

1. ping:通信確認の基本コマンド

用途:宛先との通信が可能かを確認する
使用例

ping -c 4 8.8.8.8

ポイント

  • 応答がない場合は、ネットワーク断やファイアウォール、ICMPブロックの可能性があります。

  • -c 4 で4回だけ実行(Ctrl+Cで中断も可能)

2. ip addr / ip route / resolv.conf:ネットワーク設定の確認

確認内容

  • ip addr:IPアドレスの確認

  • ip route:デフォルトゲートウェイなどのルーティング確認

  • cat /etc/resolv.conf:DNS設定確認

チェックポイント

  • 169.254.x.x:DHCP取得失敗

  • デフォルトゲートウェイが設定されていない:ルート設定エラー

  • /etc/resolv.conf にDNSがない:名前解決できない原因

3. traceroute:通信経路の確認

用途:目的地までのルーター経路を調査する
使用例

traceroute www.google.com

ポイント
途中のどこで通信が止まっているかを確認できるため、社内外どちらに問題があるか切り分けられる。

4. dig:DNSの名前解決確認

用途:ホスト名からIPアドレスを取得できるか確認
使用例

dig www.google.com @8.8.8.8

ポイント

  • 応答がある=DNSは正常に動作

  • 応答がない=DNSサーバの障害、設定ミス、FW遮断の可能性

5. netstat / ss:ポートや接続状況の確認

用途:サーバーがポートをリッスンしているか、接続状態はどうか確認
使用例

ss -tunlp

または

 
netstat -tunlp

ポイント

  • LISTEN → 待ち受け状態

  • ESTABLISHED → 接続中

  • 想定外のポートが開いている場合は、設定ミスや不正プロセスの疑いあり

6. arp:MACアドレスとIPの対応確認

用途:同一セグメント上でのMACアドレス情報を取得
使用例

arp -n

ポイント

  • IP重複やMACの衝突などのヒントになる

  • 通信先のMACが正しいかも確認できる

トラブル対応フロー(Linux編)

  1. ケーブルや無線接続状況を物理的に確認

  2. IP、ルート、DNS設定を確認(ip addr, ip route, cat /etc/resolv.conf

  3. ping で段階的に切り分け:

    • 自身に:ping -c 2 127.0.0.1

    • ゲートウェイに:ping -c 2 <ゲートウェイIP>

    • 社内リソース:ping -c 2 <社内サーバ>

    • 外部IP:ping -c 2 8.8.8.8

    • 外部ホスト名:ping -c 2 www.google.com

  4. traceroutedig で経路とDNSを詳しく調査

  5. ss または netstatarp で内部状態をチェック

まとめ

Linux環境でも、基本的なネットワークトラブルの調査・切り分けは可能です。
上記のコマンドを使いこなせば、Windows環境と同様に迅速な対応が可能になります。
トラブル時の初動対応手順として、チーム内のナレッジに取り入れておくと便利です。

です。

【Windows】初心者社内SE必見!ネットワークトラブル対応コマンド

社内SE1年目、ネットワークがつながらなくなったとき、まず実行すべきコマンドをわかりやすく解説します。
コマンドプロンプト画面を見ながら、現場でも即使えるようになりましょう。

 

1. ping:通信確認のファーストステップ

  • 用途:相手(ルーター・サーバ・外部)の応答確認

  • 例:ping 8.8.8.8

チェックポイント:

  • 応答有無+応答時間で速度も確認可能

  • 通らない場合:ICMP(PINGおよびTracertのプロトコル)がブロックされている可能性あり

  • デフォルトゲートウェイまでの疎通

  •  

    DNSサーバまでの疎通

  •  

    対象サーバまでの疎通

2. ipconfig /all:自分のネットワーク設定を確認

  • 用途:IPアドレス、サブネット、ゲートウェイ、DNSなどの確認

  • 例:ipconfig /all

【使用例】

チェックポイント:

  • 169.254.x.x → DHCP取得失敗(ルーター未接続 or サーバ障害)

  • ゲートウェイやDNSが空欄 → 接続設定ミス or ネットワーク不良

3. tracert:通信経路を確認する

  • 用途:目的地に到達するまでのルーター経路を確認

  • 例:tracert www.google.com

【使用例】

チェックポイント:

  • 最初のホップで止まる → 社内ネットワークの問題

  • 外部で止まる → インターネットや特定サイトの問題

4. nslookup:DNSが正常に機能しているかを確認

  • 用途:ホスト名からIPアドレスを引けるか確認

  • 例:nslookup www.google.com

【使用例】

チェックポイント:

  • IPが取得できればDNSは正常

  • エラーが出る → DNSサーバの障害、設定ミスなど

5. netstat -an:ネットワーク接続の状態を見る

  • 用途:PCが今どこと通信しているか、ポートの利用状況を確認

  • 例:netstat -an | find "LISTENING"

【使用例】

チェックポイント:

  • ESTABLISHED → 接続確立中

  • LISTENING → 通信を待っている状態(例:ファイル共有など)

6. arp -a:IPアドレスとMACアドレスの関係を見る

  • 用途:近くのネットワーク機器(MACアドレス)の情報を確認

  • 例:arp -a

【使用例】

チェックポイント:

  • 同一IPに複数MAC → IPアドレス競合の可能性あり

  • 通信先デバイスが正しいか確認可能

実践的な切り分けフロー(例)

  1. LANケーブル・Wi‑Fiの接続を確認

  2. ipconfig /all でIP構成を確認

  3. ping コマンドで順に確認
     - 127.0.0.1(自分)
     - ゲートウェイ
     - 社内サーバー
     - 8.8.8.8(Google DNS)
     - www.google.com(ホスト名)

  4. tracertnslookup で詳細な状態を確認

  5. netstatarp で通信状態・IP競合を調査

まとめ

Windowsで使えるネットワークトラブル時の基本コマンドを紹介しました。
画像つきでわかりやすくまとめたので、トラブル対応マニュアルやナレッジ共有にも使えます。

今後は「よくあるネットワークトラブルとその原因別対応集」も公開予定です。
お気に入りやシェアで保存しておいてください!

【AWS】S3に保存されたVPCフローログをSQL(ATHENA)を使用してデータ分析してみる

仕事でVPCフローログを解析する必要があったのでATHENAを使用してみました。

手動でエクセルにまとめて解析するよりずっと早く便利です。

最初は戸惑いますがあとはやり方がわかれば簡単にログ解析が可能です。

ATHENA設定

データベース作成

まずデータベースの作成が必要です。

CREATE DATABASE VPCFlowLogsDB

テーブル作成

次にテーブルを作成します。

CREATE EXTERNAL TABLE IF NOT EXISTS VPCFlowLogsTB (
  version int,
  account string,
  interfaceid string,
  sourceaddress string,
  destinationaddress string,
  sourceport int,
  destinationport int,
  protocol int,
  numpackets int,
  numbytes bigint,
  starttime int,
  endtime int,
  action string,
  logstatus string
)
PARTITIONED BY (date string)
ROW FORMAT DELIMITED
FIELDS TERMINATED BY ' '
LOCATION 's3://{S3バケット名}/AWSLogs/{AWSアカウント番号}/vpcflowlogs/ap-northeast-1/'
TBLPROPERTIES ("skip.header.line.count"="1");

LOCATIONのS3パスはVPCフローログ保管場所を指定します。

パーティション作成

ATHENAはSELECT分を実行毎にコストがかかります。

実行結果のデータ量ではなく、スキャンしたテーブル全体のデータ量がコストにかかわってきます。

(2024年時点、1TBあたり5USドル)

そのため、対象データをパーティションで設定することでスキャンする範囲を絞ります。絞ることで料金を抑えることが可能です。

ALTER TABLE VPCFlowLogsTB
ADD PARTITION (date='2024-11-1')
location 's3://{S3バケット名}/AWSLogs/{AWSアカウント番号}/vpcflowlogs/ap-northeast-1/2024/11/01';

作成したテーブルにパーティションを追加します。

【注意点1】

ADD PARTITION (date='2024-11-01')に関して間は「/」ではなく「-」を使用する

 ADD PARTITION (date='2024/11/01')

× ADD PARTITION (date='2024-11-01')

 ※date=YYYY/MM/DDと指定するとパーティションが生成されない

【注意点2】

日付ごとに実行する必要があります。

 ADD PARTITION (date='2024-11-01')

× ADD PARTITION (date='2024-11')

SQLを実行してみる

準備は整ったのでSELECT文を実行してみます。

SELECT
  from_unixtime(starttime, 9, 0) AS starttime_jst,
  from_unixtime(endtime, 9, 0) AS endtime_jst,
  interfaceid,
  sourceaddress,
  destinationaddress,
  sourceport,
  destinationport,
  protocol,
  numpackets,
  numbytes,
  action,
  logstatus
FROM vpc_flow_logs
WHERE from_unixtime(starttime, 9, 0) >= cast('2024-11-01 12:00:00 +09:00' as timestamp with time zone)
AND from_unixtime(starttime, 9, 0) <  cast('2020-11-01 13:00:00 +09:00' as timestamp with time zone)
ORDER BY starttime;

 

ATHENAを使うにあたっての注意点

・SELECT文で実行した結果CSVファイルは、「s3://{S3バケット名}/」配下に保存されます。

SELECTを実行するごとに結果CSVデータがたまっていくので主導で削除が必要です。

・ダウンロードした結果CSVファイルはUTF-8のため、エクセルで開くと日本語が文字化けします。

参考URL

docs.aws.amazon.com

参考書籍

書籍「ネットワーク超入門(著 GENE) 」演習⑤ ルーティング

3

ネットワーク技術力向上のために購入した書籍「ネットワーク超入門」内の演習をCisco Packet Tracer で実際に構築してみました。

今回の演習で扱ったルーティングはネットワークの基本的かつ非常に重要な概念です。

ルーティングがなければ、異なるネットワーク間でデータを適切に転送することができません。

特に複雑なネットワーク環境において、ルーティングは効率的かつ安定的なデータ通信のために必要不可欠な仕組みとなります。

ルーティングには大きく分けて「静的ルーティング」と「動的ルーティング」がありますが、「静的ルーティング」を実際に構築してみます。

演習

演習概要

演習タイトル:ルーティング(スタティックルート)

掲載ページ:P.185-200

演習概要:3台のルータを間に挟んだPC2台を通信させる。各ルータには静的ルーティングを設定する。

各機器の配置と配線

【ネットワーク図】

 

【PC1】から【PC4】

【Router1】から【Router3】

【ネットワークIPアドレス表】

ネットワーク設定

各機器のネットワーク設定を行っていきます。PCの設定はGUIで行いました。ルータに関しては、CCNA勉強のため、CLIからコマンドにて設定しています。

PC1とPC2に関しては、別セグメント(10.3.3.0/24、192.168.10.0/24、192.168.20.0/24)への通信が必要なため、デフォルトゲートウェイの設定が必要です。

【PC1】

IPアドレス 10.1.1.100

サブネットマスク 255.255.255.0

デフォルトゲートウェイ 10.1.1.1

【PC1】

IPアドレス 10.1.1.100

サブネットマスク 255.255.255.0

デフォルトゲートウェイ 10.3.3.1

【Router1】

Router(config)#hostname Router1

Router1(config)#interface fastEthernet 0/0
Router1(config-if)#ip address 10.1.1.1 255.255.255.0
Router1(config-if)#no shutdown 
Router1(config-if)#exit
Router1(config)#interface fastEthernet 0/1
Router1(config-if)#ip address 192.168.10.1 255.255.255.0
Router1(config-if)#no shutdown
Router1(config-if)#exit

#スタティックルートの設定
Router1(config)#ip route 10.3.3.0 255.255.255.0 192.168.10.2

【Router2】

Router(config)#hostname Router2
Router2(config)#interface fastEthernet 0/0
Router2(config-if)#ip address 192.168.10.2 255.255.255.0
Router2(config-if)#no shutdown 
Router2(config-if)#exit
Router2(config)#interface fastEthernet 0/1
Router2(config-if)#ip address 192.168.20.1 255.255.255.0
Router2(config-if)#no shutdown
Router2(config-if)#exit

#スタティックルートの設定
Router2(config)#ip route 10.1.1.0 255.255.255.0 192.168.10.1
Router2(config)#ip route 10.3.3.0 255.255.255.0 192.168.20.2

【Router3】

Router(config)#hostname Router3
Router3(config)#interface fastEthernet 0/0
Router3(config-if)#ip address 192.168.20.2 255.255.255.0
Router3(config-if)#no shutdown 
Router3(config-if)#exit
Router3(config)#interface fastEthernet 0/1
Router3(config-if)#ip address 10.3.3.1 255.255.255.0
Router3(config-if)#no shutdown
Router3(config-if)#exit

#スタティックルートの設定
Router3(config)#ip route 10.1.1.0 255.255.255.0 192.168.20.1

 

ルータ設定確認

ルータの設定がどうなっているかの確認を各ルータでコマンドを実行して確認します。

【Router1】

Router1#show ip route
Codes: L - local, C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP
       D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area
       N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2
       E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2, E - EGP
       i - IS-IS, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2, ia - IS-IS inter area
       * - candidate default, U - per-user static route, o - ODR
       P - periodic downloaded static route

Gateway of last resort is not set

     10.0.0.0/8 is variably subnetted, 3 subnets, 2 masks
C       10.1.1.0/24 is directly connected, FastEthernet0/0
L       10.1.1.1/32 is directly connected, FastEthernet0/0
S       10.3.3.0/24 [1/0] via 192.168.10.2
     192.168.10.0/24 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks
C       192.168.10.0/24 is directly connected, FastEthernet0/1
L       192.168.10.1/32 is directly connected, FastEthernet0/1

Router1#show ip interface brief

Interface IP-Address OK? Method Status Protocol

FastEthernet0/0 10.1.1.1 YES manual up up

FastEthernet0/1 192.168.10.1 YES manual up up

Vlan1 unassigned YES unset administratively down down

【Router2】

Router2#show ip route

Codes: L - local, C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP

D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area

N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2

E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2, E - EGP

i - IS-IS, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2, ia - IS-IS inter area

* - candidate default, U - per-user static route, o - ODR

P - periodic downloaded static route

 

Gateway of last resort is not set

 

10.0.0.0/24 is subnetted, 2 subnets

S 10.1.1.0/24 [1/0] via 192.168.10.1

S 10.3.3.0/24 [1/0] via 192.168.20.2

192.168.10.0/24 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks

C 192.168.10.0/24 is directly connected, FastEthernet0/0

L 192.168.10.2/32 is directly connected, FastEthernet0/0

192.168.20.0/24 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks

C 192.168.20.0/24 is directly connected, FastEthernet0/1

L 192.168.20.1/32 is directly connected, FastEthernet0/1

Router2#show ip interface brief

Interface IP-Address OK? Method Status Protocol

FastEthernet0/0 192.168.10.2 YES manual up up

FastEthernet0/1 192.168.20.1 YES manual up up

Vlan1 unassigned YES unset administratively down down

 

【Router3】

Router3#show ip route
Codes: L - local, C - connected, S - static, R - RIP, M - mobile, B - BGP
       D - EIGRP, EX - EIGRP external, O - OSPF, IA - OSPF inter area
       N1 - OSPF NSSA external type 1, N2 - OSPF NSSA external type 2
       E1 - OSPF external type 1, E2 - OSPF external type 2, E - EGP
       i - IS-IS, L1 - IS-IS level-1, L2 - IS-IS level-2, ia - IS-IS inter area
       * - candidate default, U - per-user static route, o - ODR
       P - periodic downloaded static route

Gateway of last resort is not set

     10.0.0.0/8 is variably subnetted, 3 subnets, 2 masks
S       10.1.1.0/24 [1/0] via 192.168.20.1
C       10.3.3.0/24 is directly connected, FastEthernet0/1
L       10.3.3.1/32 is directly connected, FastEthernet0/1
     192.168.20.0/24 is variably subnetted, 2 subnets, 2 masks
C       192.168.20.0/24 is directly connected, FastEthernet0/0
L       192.168.20.2/32 is directly connected, FastEthernet0/0

Router3#show ip interface brief 
Interface              IP-Address      OK? Method Status                Protocol 
FastEthernet0/0        192.168.20.2    YES manual up                    up 
FastEthernet0/1        10.3.3.1        YES manual up                    up 
Vlan1                  unassigned      YES unset  administratively down down

疎通確認

PC1からPC2へPING疎通を確認します。

PC1からPC2へTracertコマンドを確認します。

参考書籍

書籍名:ネットワーク超入門 手を動かしながら学ぶIPネットワーク 
著者:GENE 
出版社:技術評論社

書籍「ネットワーク超入門(著 GENE) 」演習④ VLAN

3

ネットワーク技術力向上のために購入した書籍「ネットワーク超入門」内の演習をCisco Packet Tracer で実際に構築してみました。

今回の演習で扱ったVLANは、

1つの物理的なイーサネットネットワークの中に複数の論理的なネットワークを構成する技術です。

VLAN(Virtual LAN)を使用することで、

ネットワーク内のブロードキャスト範囲を分割でき、

セキュリティやネットワーク効率を向上させることが可能です。

この演習で各デバイスが所属するネットワークを論理的に分割することで、

異なるネットワーク間での通信制御を行うプロセスを体験しました。

実際に手を動かすことで机上での知識が現実的な理解に結びつき、

確かな技術として定着していくのを感じています。

演習

演習概要

演習タイトル:VLAN

掲載ページ:P.108-118

演習概要:L2SWを3台使用して、2つの独立したネットワークを構築する

各機器の配置と配線

【ネットワーク図】

【PC1】から【PC4】

【Switch1】から【Switch3】

【ネットワークIPアドレス表】

ネットワーク設定

各機器のネットワーク設定を行っていきます。PCの設定はGUIで行いました。ルータに関しては、CCNA勉強のため、CLIからコマンドにて設定しています。

【PC1】から【PC4】

全PCに同じセグメント(192.168.1.0 / 24)のIPアドレスを設定します。

VLANを設定しなければすべての各PC間の通信は可能です。

【Switch1】

Switch>enable 
Switch#configure terminal
Switch(config)#vlan 10
Switch(config-vlan)#exit
Switch(config)#interface fastEthernet 0/1
Switch(config-if)#switchport mode access
Switch(config-if)#switchport access vlan 10
Switch(config-if)#exit

Switch(config)#vlan 20
Switch(config-vlan)#exit
Switch(config)#interface fastEthernet 0/2
Switch(config-if)#switchport mode access
Switch(config-if)#switchport access vlan 20
Switch(config-if)#exit

Switch(config)#interface fastEthernet 0/3
Switch(config-if)#switchport mode trunk 

 

【Switch2】

Switch>enable 
Switch#configure terminal
Switch(config)#vlan 10
Switch(config-vlan)#exit
Switch(config)#interface fastEthernet 0/1
Switch(config-if)#switchport mode trunk 

Switch(config)#vlan 20
Switch(config-vlan)#exit
Switch(config)#interface fastEthernet 0/2
Switch(config-if)#switchport mode trunk 

 

【Switch3】

Switch>enable 
Switch#configure terminal
Switch(config)#vlan 10
Switch(config-vlan)#exit
Switch(config)#interface fastEthernet 0/1
Switch(config-if)#switchport mode access
Switch(config-if)#switchport access vlan 10
Switch(config-if)#exit

Switch(config)#vlan 20
Switch(config-vlan)#exit
Switch(config)#interface fastEthernet 0/2
Switch(config-if)#switchport mode access
Switch(config-if)#switchport access vlan 20
Switch(config-if)#exit

Switch(config)#interface fastEthernet 0/3
Switch(config-if)#switchport mode trunk 

 

疎通確認

PC0から各端末へのPING疎通を確認する

 ①PC0(192.168.1.10)からPC1(192.168.1.20)へPING
 ②PC0(192.168.1.10)からPC2(192.168.1.30)へPING
 ③PC0(192.168.1.10)からPC3(192.168.1.40)へPING


VLAN10を設定しているPC2(192.168.1.30)のみPING疎通ができています!

 

参考書籍

書籍名:ネットワーク超入門 手を動かしながら学ぶIPネットワーク 
著者:GENE 
出版社:技術評論社

 

【ネットワーク解決】ネットワークトラブルのフローチャート(Windows版)

ネットワークトラブルで問題解決のフローチャート(文章のみ)を作成しました。
如何に迅速に解決するかがみそですからね。
きれいにレイヤ順にしたかったのですが、いまいち順番になっていませんが。

フローチャート

①ネットワーク設定が無効になっていないか

 【確認方法】
ifconfig  ⇒ ネットワーク情報が表示されない場合は無効になっている

②PING /t をルータ(ハブ)に実行してスイッチのポートが点滅するか

③宛先MACアドレスが取得できているか(ICMP応答を拒否しているPCの場合)
 ARPキャッシュ メモリ上に一定時間保持される。WindowsOSは2分間保持
 以下コマンドにて、PING応答がなくともARPテーブルに残っていたら宛先NICまで到達はできている
 【確認方法】
  arp -d * ⇒ ping IPアドレス ⇒ arp -a
 【備考】レイヤ2スイッチはMACアドレステーブルは3分間情報保持

④レイヤー3 PING応答
 //ネットワーク設定ができているか
 PING 自分のIPアドレス

 //DNSサーバへの通信ができるか
 PING DNSのIPアドレス

 //ゲートウェイへの通信ができるか
 PING デフォルトゲートウェイのIPアドレス
⑤レイヤー4 宛先のアプリケーションポートに到達できるか
⑥レイヤー5以降 IPアドレス、ポート、実行プログラムの調査

詳細

各レイヤ毎の確認方法を記載します。

レイヤー3 PING

・WindowsのPING  ICMPのPING
・psping.exe   ICMPではないPING
 PsPing - Sysinternals | Microsoft Learn

 ICMP がブロックされている場合に有効

・PINGエラー一覧
「要求がタイムアウトしました」
 相手から応答がない場合に表示される。
 割当されていないIPアドレスにPINGしたときに表示される。
「宛先ネットワークに到達できません」
 ・タイプ3/コード0 Network Unreachable
  ルーティングエントリがない場合
 ・タイプ3/コード13 Communication administratively prohibited by filtering
  ルータやファイヤーウォールのフィルタリングルールによるパケット拒否の場合 
「宛先ホストに到達できません」
 ・タイプ3/コード1 Host Unreachable
  ルーティングエントリは存在するが、ネクストホップが動作していない場合


■Ping Sweep 指定アドレス範囲にPING実行、実行端末が分かる
nmap -sn -PE 192.168.0.0/24

 

レイヤー3 Tracert

PINGと同じICMPプロトコルを使用しているTracertコマンドについてまとめます。

【Windows】
・コマンド名 tracert
・使用プロトコル ICMP

途中からずっとアスタリスクが表示され、30番目まで到達してしまう場合は、途中からTTL expired が戻ってきてないことを意味

 

レイヤー4以上

接続元から確認

■Powershell
Test-NetConnection -ComputerName [コンピュータ名] -Port [ポート番号]   
Test-NetConnection -ComputerName 192.168.24.20 -Port 22


Test-NetConnection -ComputerName [コンピュータ名] -CommonTCPPort [HTTP,RDP,SMB,WINRM]
例 Test-NetConnection -ComputerName 192.168.24.20 -CommonTCPPort http


■コマンドプロンプト
 telnet IPアドレス ポート番号

  '文字が表示されるようになる
  set localecho
  ・画面がクリアされたら接続OK

■portqry
 portqry -n IPアドレス -e ポート番号 -p UDP
 「TCP」「UDP」のポート確認可能
 https://www.microsoft.com/en-us/download/confirmation.aspx?id=17148

■nmap
 ZenmapはGUIでコマンドを打つことが可能

受け手(接続先)から確認

■コマンドプロンプト

IPアドレスがどのポートを使用しているか特定
 netstat -ano | findstr 該当IPアドレス

  a-> すべての接続を表示する。

  o-> PIDを表示する。

  n-> アドレスとポート番号を数値形式で表示する。

 netstat -anbp tcp  | findstr 該当IPアドレス

■Powershell

 netstat -ano | Select-String 該当IPアドレス

 

レイヤー5

プロセス確認

・PID(プロセスID)からexeを特定
 ①PIDを特定
  netstat -nao | find "port番号"
 ②PIDよりEXE
  tasklist /svc | findstr PIDナンバー
  tasklist /fi "pid eq PIDナンバー"
 ③PIDよりEXE
  taskkill /F /PID PIDナンバー
・接続に使用されたEXEを特定
 netstat -anb

・IPアドレスとポートと使用プログラム表示
 Ping Sweep 指定アドレス範囲にPING実行、実行端末表示
  nmap -sn -PE 192.168.0.0/24
 Port Sweep ポートスキャン
  nmap -sV -O IPアドレス
  「OPEN」・・・そのポートがLISTEN中
  「CLOSE」・・・そのポートが開いているが待ち受けしているPGがない状態
  Not shown: 998 filtered ports・・・998ポートが閉じられているという意味

名前解決

■nslookupではなくResolve-DnsNameを使用する理由

Windowsアプリケーションは、DNSリゾルバサービスを使用している。

・nslookupはDNSリゾルバサービスを使用しないがPowerShellのResolve-DnsNameは、DNSリゾルバサービスを利用ため、Windowsアプリケーションと同等の挙動となる。

・Resolve-DnsName では hosts ファイルも参照して名前解決を行う。

(nslookupでは不可能)

■Resolve-DnsName

Resolve-DnsName FQDN

 -Server DNSサーバ

 -DnsOnly

   ローカルキャッシュやホストファイルを参照せず、DNS サーバーに直接問い合わせます。
 -CacheOnly

   ローカルキャッシュのみを参照し、DNS サーバーに問い合わせません。

 

■nslookup

DNSキャッシュ削除
 ipconfig /flushdns

DNSキャッシュ表示
 ipconfig /displaydns

正引き
 nslookup hostName [DNSサーバ]

逆引き
 nslookup ipaddress [DNSサーバ]

ドメインへ名前解決

サブドメインへ名前解決

■NetBIOS

 リモートキャッシュネームテーブル表示
 nbtstat -c

 

その他

■Windowsネットワーク接続の表示
「識別されていないネットワーク」 デフォルトゲートウェイが設定されていないときに表示される。

■マルチホーム環境
複数NIC環境のこと

■ネットワークの鉄則
 デフォルトゲートウェイを2つ以上設定してはいけない
 デフォルトゲートウェイは自分が所属していないネットワークに向かって通信するときにパケットを投げる相手

■IPアドレスが返される順番

https://blogs.msdn.microsoft.com/japan_platform_sdkwindows_sdk_support_team_blog/2015/01/08/api-ipv4-300/

 

参考文献

【DNS】DNSサーバ調査時使用の確認サイト、コマンド

業務でよく使用するので困ったときの閲覧用として

 

外部サイトからの確認

DNSチェック

■DNSの設定が異常がないか外部的に確認する

https://dnscheck.jp/

DNS伝搬状況

https://www.whatsmydns.net/

外部Whoisサイト

whois情報

https://whois.jprs.jp/

https://www.whois.com/whois/

IPアドレスから収集

https://whois.nic.ad.jp/cgi-bin/whois_gw

ルートサーバーから再帰的に名前解決した結果を、視覚的に表示してくれる

squish.net DNS comprehensive traversal checker

外部サイトnslookup(dig)

https://www.cman.jp/network/support/nslookup.html

 

ローカルPCからの確認

nslookup

情報の多さからnslookupよりdigのほうがいいらしいですがwindowsユーザなのでnslookup(windowsのリゾルバ)を中心確認しました。

オプション -type

■SOAレコード

nslookup -type=SOA udemytestkh.com

■NSレコード

nslookup -type=NS udemytestkh.com

■Aレコード

nslookup -type=A udemytestkh.com

 

オプション -rec と -norec の違いについて

重要なことは以下です。

 -rec キャッシュDNSサーバを参照

 -norec 権威DNSサーバを参照

 

【確認してみる】

キャッシュDNSサーバと権威DNSサーバのNSレコードがどのように差があるか確認するために、DNSサーバ引っ越し(ドメインに登録するDNSサーバの変更)直後のnslookupコマンド実行結果を確認しました。

-recでは移行前のDNSサーバ(route53)を参照しており、

-norecでは移行先のDNSサーバ(お名前ドットコムDNSサーバ)を参照しています。

変更前:AWS Route53

変更先:お名前ドットコムDNSサーバ

 

キャッシュサーバDNSサーバ上のudemytestkh.comのNSレコード

-rec(デフォルトでON)

権威DNSサーバ上のudemytestkh.comのNSレコード

-norec

 

参照URL

■初心者のためのDNS運用入門 

https://www.dnsops.jp/event/20140626/dns-beginners-guide2014-mizuno.pdf

 

■教科書には載っていないDNS

https://www.dnsops.jp/event/20130719/20130719-undocumented-DNS-orange-6.pdf