新ネットワークスペシャリスト道

ネットワーク、セキュリティ、何の話?

【Linux】初心者社内SE必見!ネットワークトラブル対応コマンド

社内SE1年目、ネットワークがつながらなくなったとき、まず実行すべきコマンドの一覧です。
コンソール画面を見ながら、現場でも即使えるようになりましょう。

 

1. ping:通信確認の基本コマンド

用途:宛先との通信が可能かを確認する
使用例

ping -c 4 8.8.8.8

ポイント

  • 応答がない場合は、ネットワーク断やファイアウォール、ICMPブロックの可能性があります。

  • -c 4 で4回だけ実行(Ctrl+Cで中断も可能)

2. ip addr / ip route / resolv.conf:ネットワーク設定の確認

確認内容

  • ip addr:IPアドレスの確認

  • ip route:デフォルトゲートウェイなどのルーティング確認

  • cat /etc/resolv.conf:DNS設定確認

チェックポイント

  • 169.254.x.x:DHCP取得失敗

  • デフォルトゲートウェイが設定されていない:ルート設定エラー

  • /etc/resolv.conf にDNSがない:名前解決できない原因

3. traceroute:通信経路の確認

用途:目的地までのルーター経路を調査する
使用例

traceroute www.google.com

ポイント
途中のどこで通信が止まっているかを確認できるため、社内外どちらに問題があるか切り分けられる。

4. dig:DNSの名前解決確認

用途:ホスト名からIPアドレスを取得できるか確認
使用例

dig www.google.com @8.8.8.8

ポイント

  • 応答がある=DNSは正常に動作

  • 応答がない=DNSサーバの障害、設定ミス、FW遮断の可能性

5. netstat / ss:ポートや接続状況の確認

用途:サーバーがポートをリッスンしているか、接続状態はどうか確認
使用例

ss -tunlp

または

 
netstat -tunlp

ポイント

  • LISTEN → 待ち受け状態

  • ESTABLISHED → 接続中

  • 想定外のポートが開いている場合は、設定ミスや不正プロセスの疑いあり

6. arp:MACアドレスとIPの対応確認

用途:同一セグメント上でのMACアドレス情報を取得
使用例

arp -n

ポイント

  • IP重複やMACの衝突などのヒントになる

  • 通信先のMACが正しいかも確認できる

トラブル対応フロー(Linux編)

  1. ケーブルや無線接続状況を物理的に確認

  2. IP、ルート、DNS設定を確認(ip addr, ip route, cat /etc/resolv.conf

  3. ping で段階的に切り分け:

    • 自身に:ping -c 2 127.0.0.1

    • ゲートウェイに:ping -c 2 <ゲートウェイIP>

    • 社内リソース:ping -c 2 <社内サーバ>

    • 外部IP:ping -c 2 8.8.8.8

    • 外部ホスト名:ping -c 2 www.google.com

  4. traceroutedig で経路とDNSを詳しく調査

  5. ss または netstatarp で内部状態をチェック

まとめ

Linux環境でも、基本的なネットワークトラブルの調査・切り分けは可能です。
上記のコマンドを使いこなせば、Windows環境と同様に迅速な対応が可能になります。
トラブル時の初動対応手順として、チーム内のナレッジに取り入れておくと便利です。

です。